スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夜更かし

2010.01.23 *Sat
「ジェクト」

小さく呼びかけた言葉は唇を離れた途端騒音に掻き消される。
騒音の主はまるで子供のように大の字になって、たまに剥き出しにした腹をポリポリと掻いていたりする。
「…まったく」
いつも早寝をする自分がたまに夜更かしするとこれだ。
どうしてこうもタイミングが合わないんだろう。
相性が、悪いのか?
ちらっと浮かんだ考えを自嘲気味に笑って押しやり、悪戯に相手の鼻を軽く摘む。
「ンゴッ…」
一瞬止んだいびきに先程とは違う笑みを浮かべ離してやれば、しばらくの間の後に騒音が再開した。
いつもおとなしく寝かせてもらっているのだから、寝かせてやろう。
しかしまあ、普段は先に寝てしまうから気付かずにいるが煩いものだ。
これではしばらく寝付けそうにない。
読みかけの本を手に取り、巨体に占領され申し訳ない程度に空いたスペースに体を押し込む。
伸びた腕に顎を乗せ、ページを辿る。
読み始めてしまえばきっと夜更かしする羽目になるだろうが、その頃には騒音もものともしない睡魔が訪れてくれることだろう。

「起こしてくれりゃいーのに」
そう言ってふて腐れる顔が目に浮かぶ。
それも、悪くない。



………………………………………

いびきって、自分じゃわからないよね。
ひとつ前のエントリと対でどぞ。
スポンサーサイト
CATEGORY : 365日のお題



Copyright © JSNO3(仮) All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。