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終わり良ければ

2007.12.27 *Thu
シーツの海で遭難したかのように、俯せのままぐったりと体を投げ出している。
体に纏わり付く重い倦怠感はむしろ心地良く、今にも眠りの中へと誘われようとしていた。
「まったく…」
独り言にも取れるボリュームで溜め息と共に耳に届いた声に顔だけ横に向けると、同じように全身の力を抜ききって俯せになったアーロンが若干不服そうな表情を作っていた。
「俺はあんたを怒っていたはずなんだが」
つまらないことがきっかけでアーロンを怒らせた。
いつもならすぐに収まるはずのいざこざが何故か長引いて、どうすりゃ許して貰えるのかとあれこれ試してみるも惨敗。
頑ななアーロンに成す術をなくし、考える事が面倒になったオレはアーロンを押し倒した。
抵抗にもめげず、ただただオレがどれだけアーロンを必要としているかを言葉と体で訴え続けた。
頭のてっぺんから足の先まで、隙間なく自分で染めるように。
「まだ怒ってんのか?」
片手を頬に添え、親指で肌を緩く撫でると、アーロンは「わからん」と小さく自嘲した。
「終わり良ければ全て良し、てな。『よかった』だろ」
額を寄せて触れるか触れないかの距離のまま問えば、呆れた顔を作って見せる。
「ふざけた事を…」
そう言いつつも落とした唇を受け止めてくれたアーロンに、オレは胸を撫で下ろした。

………………………………………

力技でいいのか。と微妙なとこですが
アーロンも許すタイミング逃しちゃってどーしたもんかと思ってた、ということならいいんじゃないかと
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