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今年も残り一ヶ月

2007.12.01 *Sat
「もう12月か。一年なんてあっという間だな」
壁に貼ったカレンダーの11月を破り取るアーロンの姿を眺めながら独り言のように零す。
過ぎてしまえば重ねてきた時間は一瞬のものであるかのように思えた。
「あんたの今年の目標は何だった?」
破り取って小さく折り畳んだ11月をゴミ箱へと捩込みながらアーロンがこちらに視線を投げ掛ける。
「おめえを落とす、だ」
合わさった視線をそのままにその顔を指差してみせれば、アーロンは随分と余裕のある笑みを浮かべた。
「今年は目標達成ならずだな」
「あと一ヶ月あんだろーが。試合はまだ終わっちゃいねえ」
ムッとして反論するも、アーロンは「無理だな」とキッパリ言い放つ。
落としたい相手に「無理」と言い切られているのだから、少なからずショックを受けた。
今まで散々「好きだ」 とかなんとか言っては無下にされ、それでも勝手に脈ありだろ、なんて思っていたのにトドメを刺された気分だ。
「そう落ち込むな」
肩を落とした姿を見てアーロンはクックッと笑う。
「ここまでハッキリ振られて落ち込まずにいれるわけねえだろ」
口を尖らすオレに、アーロンは笑いを押し殺しながらこう言った。
「しょうがないさ、俺の今年の目標は『あんたに落ちない』なんだから」
なんだそれ。それじゃオレがどんなに頑張っても意味ねえんじゃねえのか?
いやでも待て。それってことはオレに落ちそうだと思ったってことじゃ…けどなんで落ちたらダメなんだ?
頭の中で疑問がとぐろを巻いて何から言葉にしていいかわからずに口をパクパクしてしまう。
「…なんで」
ようやくそれだけ声に出す。
「もう少しあんたとの駆け引きを楽しみたいからな」
そう言ったアーロンの悪戯めいた表情はひどく魅惑的で、オレは心の中で白旗を上げていた。

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JAのやんややんやが好き(?)
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