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13日『準備は出来た?』、14日『バーゲン』

2007.11.14 *Wed
「二人とも、いけるかい?」
「はい、いつでもいけます」
いつになく真剣な表情のブラスカに問われ、アーロンがと頷く。
「ちょっと待ってくれ!」
慌てて身の回りの装備を確認し直すオレにブラスカが「出来るだけ早くね」と釘を刺す。
これから戦いの場へと向かうのに、装備がしっかりしていなければブラスカどころか自分の身さえ守れない。
「オッケーだ」
所持品をしまい直して声を掛けるとブラスカは「よし」と大きく頷いた。
「さあ、決戦だ。行くぞ!」
いつになくブラスカの闘志が漲っているのが鼻息の荒さで見て取れる。

「いざ!バーゲン会場へ!!」


数10分後、オレ達は寒空の下長蛇の列に加わっていた。
「少し遅かったか…」
「いや、これくらいならまだまだ盛り返せます!」
場の空気に感化されたのか、アーロンまでもが熱くなり始めている。
「そうだね。二人とも、頼んだよ」
力強く頷くアーロンとは対象的に、オレは手袋をしてなお冷たい手に白い息を吐き掛けながら小さく頷いた。

開店1分前。
列んだ客が殺気立ち騒然としている。臨戦態勢というべきか。
先頭で扉の前に立つ店員がちらりと腕時計を確認し、向かいに立つ店員に目で合図するのが見えた。
「打ち合わせ通り1階右奥から行くよ」
「はい!」
「…おうっ」
『お待たせしました、開店です』
店員の声と同時に開いたドアに吸い込まれるように塊となった客が押し寄せる。
「くっ…!」
横や後ろからものすごい勢いで押される。蹴られる。肘鉄が飛んでくる。
オレとアーロンはありとあらゆる攻撃から身をていしてブラスカを目的地までガードしなければならない。
そして目的地に着いたなら、ブラスカの為のスペースを確保、全てが終わるまで邪魔を入れるわけにはいかない。

1階はメインフロアだけあり敵が多かった。
「さすがにキビシイな…ぐはっ!」
「ジェクト、諦めるな!俺達なら、やれる!」
なんとか目的地に辿り着き、ブラスカが目的を済ませるまで盾になって敵を食い止める。
「よし、ここは終わった。次は2階だ」
既に満身創痍なオレ達は自分の体に鞭を打ち、この欲望渦巻くダンジョンの攻略を目指すのだった。

………………………………………

何人たりともブラスカには指一本触れさせねーぜ!
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テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・ 
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