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爆弾発言

2007.09.24 *Mon
でかい衝撃を感じた時には体が宙に浮いていた。
次の瞬間地面に叩き付けられる。
油断した。次の一撃で倒せると踏んで無防備な所を狙われた。
「ジェクトッ!?」
視線だけ横に走らせたアーロンはチッと小さく舌打ちをして、一歩踏み込むと、魔物に向かって武器を振り下ろした。



軽い脳震盪を起こしているのか、視界がチカチカしている。
起き上がれずに倒れたまま大の字でいるとアーロンが上から覗き込んできた。逆光になって表情が見えない。
「全く…最後まで油断するなといつも言っているだろう」
試合はブザーが鳴るまでわからないってのと同じ事だな、とぼんやり考える。それじゃ確かに自分が悪い。
「立てるか?」
「…ああ」
差し出された手にゆるゆると手を伸ばす。その手をしっかり握られ体を起こし掛けて、あ。と思った。
「おい、大丈夫か?」
しゃがんだアーロンが空いた片手で慌ててオレの体を支えた。
手を握ったままアーロンに抱き起こされるような形で上体を起こす。
そのままじっとアーロンの目を見ていると、至近距離で目が合ったアーロンはうろたえたように見えた。
「…爆弾発言していいか?」
そう聞くと一瞬アーロンの表情が固まり、オレを支える体が硬直した。
「なになに?爆弾発言?」
それまで傍観していたらしいブラスカが急に興味津々で寄ってくる。
「…しなくていい!」
気のせいか頬が赤らんだように見えるアーロンが制するも、ブラスカは「聞きたいな、なになに?」と先を急かす。
「ずっと気になっちゃいたが、オレが我慢すりゃいいと思って黙ってたんだけどよ、」
アーロンは顔を背ける。
オレは勇気を出してその先を続けた。






「さっき便所行った後、手洗うの忘れた」


ゴンッ。
「いってぇ!」
アーロンが突然立ち上がったせいでまた頭を地面に打ちつける。
「何すん…」
怨めしげに見上げると物凄い形相で睨まれた。気のせいか、殺気オーラが見える気がする。
「そこまで怒るかぁ?…正直に言っただけなのによ」
「君も空気が読めない男だね」
呆れ顔のブラスカに手を伸ばすも、無視される。
仕方なく自力で起き上がろうとして予想以上にダメージを受けたことが嫌でもわかった。
「せめてポーション…ぐはっ!!」
アーロンの投げつけたポーションが頭にクリティカルヒットしたオレは、意識が遠退いていくのを感じた。

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期待もたせておいて鈍感めが!
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