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秋色

2007.09.16 *Sun
家に帰るとティーダとアーロンがテーブルを囲んでいた。
テーブルの上にはカラーサンプルのような紙が広げられている。
「ああジェクト、お帰り」
気配に気付いて振り返るアーロンの背中越しにそれを手に取ってみる。
「何だこれ」
「今日リンさんがカラーリングの秋の新色だって持って来たんだ。オレも髪焼けちゃってるしたまには色入れてみようかなーと思ってさ」
言われてみれば夏の間によく日焼けした肌と同様に、元々色素の薄いティーダの髪は焼けて更に金色が薄くなっている。
ティーダだけではなく、オレの髪も毛先が焼けて赤味を帯びているのだが。
「アーロンもカラーリングしてみたら?」
「俺は…」
「黒以外も似合うと思うけどなー、これとか!」
ティーダはサンプルの中の一色を手にして困り顔のアーロンの髪に宛がった。
「似合うっスよ!」
うんうんと頷くティーダを尻目にオレは後ろからアーロンを抱きしめる。
「この黒髪はオレが気に入ってるからダメ」
「ジェクト…!」
じたばたともがくアーロンを逃がさないようしっかり抱き留めて髪にキスを落とすと、ティーダは目をぱちくりさせた。
「オヤジ!離れろよ!!」
我に返ったティーダが慌てて二人を引き離しにかかるも、オレはアーロンを離さない。
どうしようもなくなったティーダは前からアーロンに抱き着いた。
「いい加減にしろ、二人とも離れてくれ…!」
「…オヤジが離れたら離れる」
「嫌だね」
「じゃあ離れない!」
胸に顔を埋めて更にきつく抱き着いたティーダにアーロンが言葉を失う。
「愛されてるな」
笑いを堪えて耳打ちすれば、困惑した目で。
「あんたも離れろ」
あんまり可愛くなってティーダに気付かれないように素早く頬に口付ける。
そんなとこまで対抗されたらオレが堪らない。
恨めしげな視線を投げてくるアーロンは耳まで紅葉したように赤く染め上げていた。

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若アーロンは乙女になりがち。
若アーロンは総受になりがち。
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