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秘め事

2007.08.20 *Mon
「…っ、アーロン、くすぐったい」
「じっとしていろ」
「だって…んっ…」
「気持ちいいだろう?ほら、こんなにでかい」
「…見せなくていいって!」
「恥ずかしいのか?だったら…」
「わかったから早く終わらせろって…」
「くっくっ、そう焦るな。久しぶりだ、じっくり見てやる」



「…なんだ?」
アーロンの部屋にガキが入ったのを見かけて興味本位で様子を伺いに来たのだが。
ドアに顔をつけて聞き耳を立て、中から聞こえる会話と息を詰めたガキの声に驚いて顔を離した。
それ以上聞く勇気も中に踏み込む勇気もなく突っ立っていると、しばらくしてドアが開いた。
「オヤジ?こんなとこで何してんだよ」
「何してんだって…おめえこそ何やってんだよ」
「…オレ?オレは…どーでもいいだろ!秘密!」
うっすらとガキの顔が色づいた気がして愕然とする。
パタパタとガキが逃げて行った後、取り残されショックで動けずにいるオレの前にアーロンが出て来た。
「どうしたジェクト、間抜け面して」
そりゃそーだ、てめえのガキの情事を聞いちまった親なら当たり前の反応だろう。しかも悪い事に、オレはひそかにアーロンに惚れていた。
そんな動揺に気付きもしないアーロンはけろりとした顔で聞いてくる。たいしたタマだ。
「今、うちのガキいたろ」
聞きたくもないが聞かずにもいられない。
「アイツも年頃だし、しょうがねえよな…隠してえ気持ちもわからねえでもねえしな」
それでも知っておきたいのが親心ってもんだろ?
それに、二人が付き合ってるとなれば、オレも身を引くしかない。親子で同じ相手を取り合う修羅場など経験したくもない。
「なんだ、知っていたのか?まあ、そんなに気落ちするな。あんたの言う通りあの年頃だ、恥ずかしがるのも無理はない」
アーロンはえらく余裕な態度でオレを慰めるように肩に手を乗せる。それが恋人の親父への態度か?と内心ムッとする。
「しっかし…おめえとガキがデキてるなんてなぁ…」
「…は?」
素っ頓狂な声を出すアーロンは目を丸くしている。一度認めておいて今更とぼける気か?
「耳掃除をしてやっただけでどうしてそうなるんだ?」
「…はぁ?」
今度はこっちが驚く番だった。
「耳掃除、だぁ?」
「そうだ。自分だとうまく掃除出来ないと言ってな、あんたには内緒にしてくれと頼まれた」
「そんなの…何で隠すんだよ」
「あの年で人に頼むのが恥ずかしかったんだろう。あんたに言えばからかわれるとでも思ったんじゃないか?」
「…耳ソージ……」
あまりのお粗末な事実に呆然として全身の力が抜けていく。
「まったく…どこをどうしたらそういう発想が出てくるんだ」
アーロンは呆れた顔をしているが、オレは心の底から安堵する。色んな意味で、良かった。
「なあ、オレにもやってくれ」
「耳掃除をか?」
「ああ」
オレの勝手な勘違いと言われたらその通りだが、それは置いておいて。人を脅かした罰だ、膝枕を堪能した後そのまま押し倒してやる。
二人がデキてると思ったから身を引こうと思っただけで、そうでないなら話は別だ。先手必勝。
「構わんが…」
「じゃあやろーぜ」
「やろうぜ、じゃなくてお願いします、だろう」
打って変わって元気になったオレに笑うアーロンはそんなことに気付いていない。
後ろ手にドアの鍵を閉められたことにも。

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「こんなにでかい」=耳ク●(汚爆)
耳掃除ってくすぐったい。思わず息止まる(笑)
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